暴力反対!体罰は悪い!名古屋経済大学高蔵高校野球部を考える
体罰はあってはならない。
口喧嘩の末に相手を殴るようなもの。
だから、いくら指導でも暴力を振るうのはダメ!
を前提に考える。
では、どうしたらいいのか?
暴力以外の方法で相手にわからせれば良い。
と言うけど、怒鳴ったりすれば言葉の暴力と言われるから、落ち着いた口調で説明する。こんこんと説教する。けれど、長時間の説教は暴力と取られかねないから、一言二言で済ませる。
それが正解?
だいたい、高校生にもなって基本的なルールが守れない生徒を前にして、いったい教師はなにをすればよいのか。口で説明したくらいでルールを守れるようになるなら、はじめからルールを破ったりしないだろう。
それじゃあ、部活を辞めさせる。
それもひとつの方法だと思う。
けど、それって、ダメな人間は見捨てるってことと同義だよね。
一般社会なら、ルールが守れない人間はそれなりの罰を受けるが、学校となるとそう簡単な問題でもない。
あらためて言うけれど、体罰や暴力は基本的に反対です。それに、監督である教師を養護しているつもりもありません。
元プロ野球選手だから、熱くなったんだろうな。でも、大人なんだから、冷静さを欠いちゃダメだよ。と思っています。
でもさ、会社の後輩なんかでも、思わずぶっ飛ばしたくなることがあるよね。何回言ってもできないし、基本的なルールやマナーも守れない奴なんか、やっぱぶっ飛ばしたくなる。
ま、運良く、そういう輩を排除できる立場にいるからいいけどね。
ちょっと前までは、その人のスキルや性格なんかを重視して採用してたけど、最近は常識があるかとか、マナーが守れるかとか、まるで幼稚園の面接みたいだよ。
「ごあいさつはできますか?」「敬語は使えますか?」「字は書けますか?」
冗談じゃないんですよ。
「お客様に関する重要機密も扱うので、仕事中はスマホは禁止です」
って言ったら、
「えっ、スマホ禁止なんですか?」
と、まるで時代遅れの老人を見るような目を向ける奴なんてザラよ。
「当たり前ぇだ! お客様の情報をtweetでもされたら堪らんからな。お前、そういうのやりそうだもんな」
とか、心の中で思ったりします。
ま、そういう輩は採用しなきゃいいだけですが。
とにかく、そういうルールやマナーを、どこかのタイミングで誰か教えてやってもらえませんかね。それは、中学でも高校でもいいんですが。
給料払いながら、マナーを教えるとかバカバカしいのでね。
話が愚痴っぽくなったので、野球部に戻します。
ルールを守れずぶっ飛ばされた部員は気の毒ですが、ルール守っていた部員はどうなんでしょう。
元プロ野球選手の監督のもとで真面目に甲子園を目指していた部員は、ルールの守れない一部の部員のせいで、優秀な指導者を失ったのかもしれないですね。
自分も学生時代はスポーツをやっていたんですが、厳しくてもプロでやっていた指導者や、優勝経験のある監督に教えてもらうのは学ぶことが多かった気がします。
叩かれたりどつかれるのは嫌でしたけど、チームが強くなったのも事実でした。
まあ、名古屋経済大学高蔵高校野球部監督が、どれくらい有能だったかはわかりませんけれど。
マスコミは、暴力・体罰は悪。の一点張りですし、現役の選手の方々も同様です。特に海外で活躍されている方は、海外で体罰なんて見たことないと仰ってましたね。
それが当たり前なのでしょうけれど、その場にいる海外の選手たちは、どんな気持ちで指導を受けに来ているのか興味があるな。それと、ルールが守れない選手をどうしているのかにも興味がある。
結論を言えば、暴力はダメ。だから、ルールの守れない部員は退部させた方が良かったのでは? 監督(先生)も変な傷を負わずに済んだでしょう。
になっちゃうのかな。
触らぬ神に祟りなし。学校の先生は、勉強だけ教えていればいいのです。暴力を振るうくらいなら、部活なんてやめてしまえばいい。
世の中の流れがそうなっているようで、少し怖いなと思った。